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2016年星空観望

Titel shaura
2016年ゴールデンウィークをきっかけに、少し早いですが夏の夜空の観望情報をお伝えします。
星空観望(スターウォッチング)ですが、連休等で都会を離れて人工灯火が少ない場所や、空気の澄んでいる場所で夜空を見上げ際の参考にして頂ければと思います。

個人的には夏の天の川を中心とした星空散歩がお気に入りです。 ”いて座”と”さそり座”の間を流れる天の川は太陽系が属する天の川銀河の中心方向を見ている事になります。

Solor in Galzxy
(円盤状天の川銀河を上下方向からの俯瞰図で円の中心が太陽系の位置)
冬の天の川が薄く淡いのは、銀河の外縁部方向を見ているからです。
星座スマホアプリ等で御覧になれば、いて座付近に多くのメシエ天体(星団、星雲)が在ることに気付かれるはずです。
と言うことで、対象を”いて座・さそり座”周辺の天の川としましょう。

天の川:
天の川の等級は4等星位ですので、それなりに条件が良くないと見えません。
反対に肉眼で認識できる限界の6等星が見える環境であれば、夜空に雲がかかっている様に見えます。
仮に今年の5月7日頃の午前2時過ぎに空を見上げたとしましょう。 天頂には”こと座”のヴェガが輝き、少し南へ下って”はくちょう座”のアルビレオ。 更に”わし座”のアルタイルが天の川の淵に見られます。 天の川に沿って更に下ると”いて座”へと辿り着きます。 この辺りが天の川が一番濃く見える領域です。

観望環境:
”いて座”を中心とした天の川観望を考えると”いて座”が天の赤道より下に位置する為に地理的に南に行けば行くほど地平線からの高度が上がり、長時間眺めることができます。
他には人工の灯火等が無い暗い空気の綺麗な場所が好ましい観望場所となります。
これ以外にも、大きく影響するのが月です。
かなり昔ですが、夜富士スバルラインで五合目まであがり駐車場から見上げた空には天の川がありました。 休憩後車に戻る際に見上げると、天の川は消えていました。 雲も無かったので不思議に思うと、東から月が昇りかけていました。
従って淡い天の川や星雲・星団を見るためには月が出ていない時間帯を選ぶことも重要な要素になります。
地理や月の条件は予め判断できますが、天候はその時ならないと判りません。
天気予報の”晴れ”は勿論必須ですが、実際高層雲が出ている場合は雲で遮蔽され、暗い星は見れなくなってしまいます。 こればかりは運しだいです。
これら以外にも空気中の水蒸気量や塵も影響します。
運良くこれらの条件が整った時の天の川の眺望は生涯忘れ得ぬものとなります。
因みに、ハワイ・マウイ島ハレアカラ山頂(海抜3000メートル)は車でアクセス出来る事も含め、北半球では最も観望に適した条件を備えている場所のひとつです。

2016 Shaura 南中
2016年の関東近辺での参考です。
”さそり座”λ星シャウラが南中してから概ね一時間程が天の川が一番高くなる時間帯になります。 5月であれば7日土曜日が新月ですので、月の影響はありませんから、日没後薄明の終了から夜明け前の薄明開始までの間が一般観望に適した時間帯になります。

双眼鏡:
観望する際に双眼鏡を用いると視野は一変します。 可能であれば口径の大きい良質な物を三脚等で固定して眺めて下さい。
nikon 7x50
adp tripod

一般注意事項:
理想的な観望場所は自然暗く、人間の居住区域から離れた山間部であったりします。 アクセス自体も馴れない道を辿る事も多いかと思います。 危険な場所や野生動物との思わぬ遭遇等も考えられます。 十分安全を確保してからの観望をお楽しみ下さい。
(近くの道端に一基街路灯があり、光的には煩わしいですが、安全面からすると清里清泉寮の駐車場は一つの良い候補です。)

国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト:
4d2u


http://4d2u.nao.ac.jp/t/index.html
宇宙観を我々一般にも視覚的にわかりやすく伝えるためのプロジェクトで三鷹キャンパスに於いて4D2Uシアターで公開されています。

又、個人使用目的であれば基本的に同じコンテンツを個人PCにダウンロード・インストールし楽しむ事が出来ます。
こちらからダウンロードサイトです。
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/

Virtual Reality:
今年(2016年)になり、バルセロナでのMWC等でVRのデモが多く見られました。 中でもHTC-ViveとOculus-Riftは相当な完成度でコンテンツによりますが、今後爆発的な普及拡大が予想されています。
現状では2Kパネルを用いたヘッドセットが日本で10万円超で、ドライブ用PCもかなり高グラフィック性能が要求されます。
理想的には8KパネルでFR120FPS以上と言われています。 市場普及にもよりますが数年も経過すれば、普及レベルの製品は一般コンシューマーが気軽に手が出せる価格帯に落ち着くと予想しています。 今年後半になれば秋葉原辺りで体験できると場所が現れると想像しますので未体験の方は是非実際のVRを体験して頂きたいと思います。
Oculus

上記のMITAKAでもOculus-Rift-DK2用に提供されているようで今後の発展が楽しみです。


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Author:c22738
星空、アマチュア無線、バイク、旅行。 それでもやっぱり大好きだった飛行機。
人生も落ち着き始めた(と言うか先が見えた)今日この頃。 今までの事や、今やっている事を、ちょっとだけ時流にのって発信しようかと思い立ったオヤジです。

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